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視力低下や目の疲れに注意
近年はテレビだけでなく、パソコンやスマートフォンが大変普及しています。患者さんにおいても、テレビやスマフォを常に見たりしている方もいますし、看護師さんにおいても、テレビやパソコン、スマフォを見ているときの時間が、プライベートの時間の大半をしている可能性があります。
ものを見るときは、毛様体筋が伸びたり縮んだりして、レンズ（水晶体）の厚さを調節し、ピントを合わせています。パソコンなどの画面を注視続けると、その毛様体筋の緊張状態が続いて疲労します。その結果として、目の疲れ、かすみ、痛み、充血などの症状が起こります。
それがひどくなると、頭痛、肩こり、吐き気、イライラなどの全身症状が引き起こされることがあります。また、画面を注視すると瞬きの回数が減ってしまい、眼球が乾いてしまうドライアイになることもあります。
このように目を酷使していると、毛様体筋の疲労から、目のピントの調節がうまくいかなくなり、視力の低下につながります。その他に、ビタミンAの不足によって網膜の機能が低下し、うす暗いところでものが見えづらくなることもあります。
一方、視力が低下する原因として、いくつかの病気が考えられます。ひとつは白内障で、ものが少し見えるづらくなり、メガネを替えても視力がよくなりません。多くは加齢が原因で、水晶体が白く濁ってくるのでわかります。
緑内障は眼圧が上昇し、視野の一部が欠けてきます。悪化すると視力の回復が困難になります。また、加齢黄斑変性症という病気があり、これは網膜の黄斑部の機能低下起こって視力が低下し、見ようとするものの中心が見えなくなります。ほうっておくと失明に至ります。これらの病気の可能性がある場合は、すぐに病院で検査を受けなければなりません。
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