インフォームドコンセントと告知について
インフォームドコンセントとは、「説明と同意」という意味になります。具体的には、医師から病気や治療方針について説明を受けて、患者サイドが納得して同意するということになります。
この時に、医師は治療を行う上でのメリットだけでなく、リスクについてもきちんと説明しなければなりません。患者さんの生命にかかる問題であればあるほど、リスク面についての説明は重要になります。
患者サイドは、この医師の説明を十分に理解して納得した上で、治療への参加の可否を自己決定します。
また、重大な病気においては「告知」も大切になります。患者さんに自分の病気や治療について理解してもらい、納得した上で治療方法を選択して治療を受けてもらいたいという目的から、告知が行われます。
どのような病気でも基本的に告知がされるものですが、ガンなどの難病を告知するときは、特に慎重に行われます。この場合、告知を行う場合はそれによって患者さんに不利益が発生しないことが前提条件になります。
<患者さんへの告知>
患者さんによっては、病名の告知を希望しないという人もいます。しかし、患者さんが告知を希望しており、告知を理性的に受容できる性格の方であれば、告知を受けることは有効だと言えます。
例えば、余命が限られるような難病の場合、それを伝えることでやり残した仕事や財産分与などの整理の機会が与えられるので、告知をすることは必要になると思います。
<家族への告知>
患者さんと家族の双方が告知を受けることによって病名を隠さなくてもよくなります。従ってコミュニケーションが取りやすくなり、お互いの信頼関係が得られやすくなります。
<家族に病名を知られたくない時>
患者さんとご家族の関係によっては、患者さんが家族に病名を知られたくないケースがあります。このような場合、病名は患者さんのプライバシーの範囲内なので、家族への告知は行われません。
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